宇宙と太陽系誕生
現宇宙が誕生したのは138億年前。その数億年後に銀河系が誕生。
太陽が誕生したのは約50億年前だそうです。
太陽には約100億年の寿命があると言われており、46億年前に生まれたので54億年は輝き続けられます。寿命が終わると最終的には爆発して宇宙のガスと塵に戻ってしまうと考えられています。その最後の姿が赤色巨星に分類される状態になるそうです。
赤色巨星の外層は星の中心から離れているために重力による束縛が弱く、徐々にガスが星から流出していきます。そのため恒星は外層を失い中心核が露出します。ここで核融合反応が終了したものが白色矮星となり、流出したガスは惑星上星雲として観測されます。
太陽より約2.6倍から6.1倍以上質量がある重い恒星の場合は核融合反応の結果、中心に鉄原子が生成されてどんどん重力で潰れてしまい超新星爆発を起こし、ブラックホールが生成されます。
太陽の約2.5倍の質量が中性子星になるかブラックホールになるかの境界だと言われて、この程度が宇宙に存在する最小のブラックホールだと理論的に考えられています。
太陽の質量の約3.8倍で見つかったブラックホールはNASAの研究者によると、このブラックホールは、直径はわずか15マイル(約25km)程度しかないそうです。
(これに対して地球の直径は1万2000kmもあります。)
ちなみに竜巻は直径が小さいもので10m程度。大きいものは直径600mほどまである。
つむじ風は直径数メートルから数10メートルで、竜巻は積乱雲発生などの前兆があるが、つむじ風にはないそうです。
ところでブラックホールの質量によって決まる事象の地平面の半径を「シュワルツシルト半径」と言い、これより内部に入ると出られない半径と言われています。
既知で最も重いブラックホールであるOJ 287は、太陽の180億倍の質量を持つそうです。OJ 287のシュワルツシルト半径は約530億km。これは冥王星の平均公転半径の9倍にも達します。逆に、既知で最も軽いブラックホールであるIGR J17091-3624は、太陽の3倍の質量を持ち、シュワルツシルト半径は8.9km程度だそうです。
ただし最近は、量子力学の効果も考えるとシュワルツシルト半径は実質存在しないという説をとる研究者もいるそうです。エネルギーと情報はブラックホールから抜けるとホーキング氏も最終的には考えたそうです。
太陽の2.17倍の質量では中性子星が見つかっているそうです。
そして一般的に中性子星の直径の取りうる範囲は24~27kmらしいです。
直径ではなく質量密度がブラックホール形成と深い関係があるそうです。
なお、地球から最も近いブラックホールは1560光年の距離にあると言われています。
中性子星の場合は400光年の距離になるそうです。
私たちの天の川銀河系の寿命問題
約20〜30億年後には天の川銀河に最も近いと言われるマゼラン雲が天の川銀河に取り込まれ合体すると言われています。
約40億年後には天の川銀河より大きい銀河の中で最も近いと言われるアンドロメダ銀河が天の川銀河を飲み込んで吸収することが予想されています。この時太陽系にどんな異変が起こるか分かりません。
火星に生物はいたのだろうか?
NASAの無人探査車「パーシビアランス(パーサヴィアランス)」が、古代の三角州で有機物を含んだ岩石を発見したそうです。それによると生物がいた可能性が高いそうです。しかしながら地球に戻ってくるのは2030年になるそうです。
地球誕生から最初の生物が見つかるまで
地球とそして月の誕生は約45億年前だそうです。
月ができた経緯として最も有力な説はジャイアント・インパクト説と言い、地球の1/10の惑星が地球に衝突して、引きちぎられた破片が月になったというものらしいです。
そうすると宇宙空間に広がった地球の欠片が次第に集まり月として固まり、衝突の過熱によって蒸発したガスも地球の周りを回るようになったとうまく説明できるそうです。
最初の生物が見つかったのは約35億年前。海の中の細菌が最初で、その後34億年まえに最初の光合成を行う植物が誕生しています。
2億2500万年前には、最初の哺乳類といわれるアデロバシレウスが生息してたそうです。
地球の寿命は太陽次第と言われていて、54億年後には太陽爆発で飲み込まれると言われています。しかしながらその前に今から5億年で太陽の熱で海は蒸発してしまい生物は住めなくなるとも考えられています。
恐竜が滅んだのは何故か?
まず最初に恐竜が生きていた頃は、今から約2億3000万年前~6600万年前になるそうです。
恐竜絶滅の時期にあたる中生代の白亜紀と新生代の古第三紀との境界(K-Pg境界)でたまった地層には、ほかの地層では見られない特徴がいくつか発見されています。例えば、地表には少量しか存在しないイリジウムという元素が多いこと、高い圧力がないとできない石英の粒や微小ダイアモンドが見られること、普通には見られないアミノ酸などが存在すること、などです。これらの存在は、隕石の衝突を示す証拠といえます。実際に、現在のメキシコのユカタン半島では、K-Pg境界の頃にできた巨大なクレーターの痕跡が見つかっています。
福井県立恐竜博物館
https://www.dinosaur.pref.fukui.jp/dino/faq/r02070.html#:~:text=%E9%9A%95%E7%9F%B3%E8%A1%9D%E7%AA%81%E8%AA%AC%E3%81%8C%E7%8F%BE%E5%9C%A8,%E3%81%8B%E7%99%BA%E8%A6%8B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
更にこちらのサイトでは大きい隕石が衝突すると、火山噴火を誘発したりすることや、小惑星が落下した場所は陸地と海の境界だったため、高さ1,000m以上にもなる大津波が襲ったり、衝突によって生じたすさまじい衝撃波がすべてをなぎはらい、高熱が巨大な火災となって地球表面を焼きつくしたり、その時にできる大量の塵により太陽光が遮られ地球上が寒冷化し太陽光が地表に届かなくなり、光合成をする植物が激変し、食物連鎖により草食恐竜が絶滅し肉食恐竜も絶滅したと考えられると言っています。
ただし全生物が死に絶えたわけではなく、恐竜グループの中でも小型の鳥類は生き延びていることも主張しています。
また最初の恐竜と最初の哺乳類が現れたのは同時期と考えられています。虫を主食としたネズミみたいな小動物だったそうですが、約1億4500万年前から約1億50万年前には中型犬くらいの大きさで肉食のもののいたそうです。その時代の多くは絶滅してしまい、有袋類と有胎盤類が生き残ったそうです。
有胎盤類は約1億6000万年前に有袋類から分岐しました。最初の有胎盤類は、樹木に登って樹間を動き回るネズミのような小さな動物だったそうです。
人類の歴史
まず人類の祖先の猿人が現れたのは恐竜と比べると歴史は浅く、700万年前から600年前だそうです。
そして脳が大きい(600〜700cc)人種が現れ始めたのは200万年前から180万年前だそうです。
原人で800ccから1200cc、旧人で1300ccから1400cc、そしてネアンデルタール人になると現生人種のホモ・サピエンスと同じ1600ccを超えるようになりました。
旧人から言葉が話せるようになったと言われています。
ネアンデルタール人(ホモネアンデルターレンシス)は約40万年前に現れ、約4万年前に絶滅しています。
そして今の人種であるホモ・サピエンスが現れたのは30年万前から20万年前だそうです。
また100万から50万年前の時代は、激しい氷河期と間氷期の環境変動が初めて定着した時期でもあります。
ただしネアンデルタール人が絶滅したと言われていたとしても、今のホモ・サピエンスはその遺伝子を受け継いだ人が混ざっていることがノーベル賞受賞研究からも分かっています。
またホモ・サピエンスがアフリカから移住始めたのは2つの人種が混ざり合っていた期間は1万年はあるとされ、ネアンデルタール人は最初はヨーロッパを中心に住んでおり、ホモ・サピエンスはアフリカから少しづつ散らばっていったそうです。
ホモサピエンスとネアンデルタール人の共通のホモ人種の特徴は従来の猿人と比べて脳の大きさがデカくなり打製石器による握り斧や槍の武器が作れるようになったことです。また火を使うようになったことです。
ホモサピエンスとネアンデルタール人の大きな違いは小脳の大きさがホモ・サピエンスの方が大きく、認知能力と社会的能力(言語の理解と産生、作業記憶、認知の柔軟性)が優れていることらしいです。それにより大型動物の集団による狩りができるようになったことと考えられています。また狼を犬として家畜化したこともホモサピエンスの特徴らしいです。
ネアンデルタール人から現人類に引き継がれたもの
ホモ・サピエンスはアフリカから誕生したらしいが、そのアフリカ原住民には存在せず、移住したヨーロッパ人やアジア人に存在する遺伝子があり、これがネアンデルタール人由来のものらしいことが最近の研究で分かってきたそうです。
その遺伝子とは病気耐性の免疫に関するものらしいです。約30万年という長い間ヨーロッパで生活して突然変異して得られたネアンデルタール人固有の遺伝子がアフリカから出て移住した民族に引き継がれているそうです。
ここで一つ勘がいい方はぴん?💡ときたかもしれません。
アメリカ大陸にあった先住民によるインカ帝国とアステカ帝国です。
スペイン人がもたらした伝染病で人口が激減して2000万人の人口が100万人まで激減したというのです。皇帝もその次の皇帝も伝染病で亡くなり多くの人が感染してスペイン人数百人で2000万人の国民が負けたと言うのです。
アステカも同じように天然痘、黒死病、マラリア、黄熱病、チフス、コレラで国力が低下した中で滅んだそうです。
アメリカ大陸ぐらいネアンデルタール人は移住しなかったのか?と疑問に持つかもしれませんが、もともとヨーロッパに住んでいたのでスペインがアメリカ大陸を発見したのが1500年頃で日本で言えば室町幕府末期の戦国時代でした。たとえ船を作って乗っていたとしても帆船が簡単に辿り着けるエリアではないのです。しかも紀元前4万年で滅んだと言われているので行きようがないですね。😂
可能性があるとすれば全部大西洋がほぼ氷に覆われていて渡ったかどうかです。氷河期は約258万年前〜約1万年前に終わった、もしくは間氷期なのと、氷期と間氷期は10万年ごとに繰り返すらしく、ネアンデルタール人が活動していた時期は氷河期の氷期を経験しています。
最近の研究ではアジアにいた人類は約2万年前に凍った海もしくは海面が下がって陸続きになったベーリング地橋を辿ってアラスカに入っていたらしく、約10万年前にもホモ・サピエンスに近い人種はすでにアメリカ大陸に入っていたと言う話もあるそうです。ただしまだ研究者同士でまだ議論中のようです。