こちらではリアルな科学で発見されたことや技術を話題にします。専門家ではなく一般人が手軽に読める形でまとめます。
科学技術史 年表
解説
20世紀とは?
もうずいぶんと過去になってしまいましたが、飛行機が現れ、ロケットが打ち上げられ月面着陸を果たし、ブラックホールも発見された時代ですね。
前半は世界大戦があり、多くの犠牲を払いそこから泥臭く立ち上がって技術革新を果たしていったそんな時代だったんだろうと思います。
19世紀とは?
生活周りの基本的なものが技術開発されて一気に便利になった印象がありますね。日本が鎖国をやめて世界と交わり始めることを決めた時代でもあります。
18世紀とは?
日本だけを見ていると徳川吉宗の時代などが想像され、典型的な封建時代のイメージもありますが、世界の動きを見ると75年にアメリカ独立戦争が始まり、83年に勝利してイギリスから独立を果たしたり、89年から99年までフランス革命が起こり国王夫妻が処刑されてしまった激動の世紀でした。
同じ時に化学研究者のラボアジエも処刑されてしまいました。
少なくとも専制時代からある程度の富裕層の中で話し合う狭い意味での民主主義が進んだ時代ですね。
また太陽が沈まない国という覇権を争ったオランダとイギリスの力関係が逆転してしまったりもしています。
日本の外交の相手もオランダだけ相手にして入れば良い時代も終わり、イギリスとアメリカを外交相手にせざるを得ない状況が生まれたことになります。
17世紀とは?
この時代はオランダがスペインの後継者になって世界的な覇権を握りました。
オランダはスペインに対して独立戦争を1568年から1609年に休戦して事実上独立を果たしました。そして48年には国際的にも独立が認められ世界的にも日が沈まない国としての覇権を握りました。
この時日本と中国は封建時代が新たに始まりました。日本のそれは武家によって全国再統一されることで海外貿易の利益や国内の技術者を占有することに繋がり、安定統治化に繋がりました。
中国は元々が多民族国家なので漢民族以外の満州民族によって漢民族王朝が滅ぼされて新しい王朝が建てられ日中の外交も平和的にまとめられました。
また世界的に日が沈まない国としての覇権を握ったオランダと日本は外交的に長崎で独占的に貿易を続ける道を選びました。
この時代から近代科学らしい考え方が生まれました。
この時代はまだ科学の前身である哲学は神学の予備学としてのみ存在し、不確実な哲学は神学によって完成されるとして立場が弱かったそうです。
16世紀とは?
世界的にはスペインが日が沈まない国としての覇権を握っていました。
まだ日本は戦国時代であり世紀末に集結した頃スペインから派遣されて布教活動にきたキリスト旧教の宣教師らをもてなしつつも宗教を通じて日本の植民地化をしようとしているなどと噂が流れ、日本ではキリスト教禁止になり布教活動をしなかった後継のオランダと平和外交をまとめました。
自然科学と自然哲学の違い
自然哲学 | (科学的方法が確立する以前の)自然に関する哲学。 形而下の知を超えた形而上的なもの、例えば死後の魂の存在や善い生き方を探求する。 昔は科学も自然哲学に含まれていた。 自然の事象や生起についての体系的理解および理論的考察の総称であり、自然を総合的・統一的に解釈し説明しようとする形而上学。 |
自然科学 | 現実世界の中にある物の運動や生物の体の仕組みなど形而下の知を探求する |
自然哲学(しぜんてつがく、羅:philosophia naturalis)とは、自然の事象や生起についての体系的理解および理論的考察の総称であり、自然を総合的・統一的に解釈し説明しようとする形而上学である[2]。自然学(羅:physica)と呼ばれた[2]。自然、すなわちありとあらゆるものごとのnature(本性、自然 英・仏: nature、独: Natur)[3]に関する哲学である。しかし同時に人間の本性の分析を含むこともあり、神学、形而上学、心理学、道徳哲学をも含む[4]。自然哲学の一面として、自然魔術(羅:magia naturalis)[注 1]がある。自然哲学は、学問の各分野の間においても宇宙の様々な局面の間でも、事物が相互に結ばれているという感覚を特徴とする[1]。
現在では、「自然科学」とほぼ同義語として限定された意味で用いられることもあるが、その範囲と意図はもっと広大である[1]。「自然哲学」は、主にルネサンス以降の近代自然科学の確立期から19世紀初頭までの間の諸考察を指すといったほうが良いだろう。自然哲学的な観点が、より専門化・細分化された狭い「科学的な」観点に徐々に取って代わられるのは、19世紀になってからである
Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E7%84%B6%E5%93%B2%E5%AD%A6
この定義からすると、幽霊や死後50年も法事で弔ったりすることの宗教に近い意味も自然哲学からは論じられる可能性があり、自然哲学はむしろSFファンタジーに近いものであるかもしれない。
目に見えないものはいくら論じても役に立たないものだから、と切り捨てて割り切ってしまうのが楽なことではあるけれども、視野を狭めてしまって自然科学そのものを検証できなくなるリスクもあるので私たちは科学の前身だったこの自然哲学的な視点も時々は振り返る必要があると思います。
生物と数学と相対性理論、宇宙論、素粒子物理論などは少なくとも自然哲学に近い分野だろうと個人的には思います。