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現代の最先端科学技術 化学/オススメ書籍案内

メディア

雑誌説明出版社初版
月刊「化学」1954年9月に大阪大学の小竹無二雄教授が、他の先生方と月刊誌「化学」を刊行するために集まったのが始まり。
化学同人は一般科学に関する質の高い読み物がDOJIN選書やDOJIN文庫というシリーズで出版されており、一般教養の広い分野に対して出版活動。
京都市下京区に本社を構える出版社
化学同人
現代化学東京化学同人は物理学や数学の教科書も出版されており自然科学を手広くカバーする。
東京都の文京区に本社を構える出版社。
東京化学同人1971
目次

ノーベル化学賞

まず私たちごく一般人の感覚として意外なのは、光合成に関する研究が生理学・医学賞ではなく化学賞で評価されて受賞していることです。

2020年代

年号内容受賞者
2023「量子ドット」と言う極めて微細な結晶を発見するなどして、「ナノテクノロジー」の発展につながる基礎を築いた貢献に対してムンジ・バウェンディ
ルイス・ブルース
アレクセイ・エキモフ
2022クリックケミストリーと生体直交化学(英語版)の開発キャロライン・ベルトッツィ
モーテン・P・メルダル
バリー・シャープレス
2021不斉有機触媒の開発ベンジャミン・リスト
デイヴィッド・マクミラン

2010年代

年号内容受賞者
2020ゲノム編集手法の開発エマニュエル・シャルパンティエ
ジェニファー・ダウドナ
2019リチウムイオン二次電池の開発ジョン・グッドイナフ
スタンリー・ウィッティンガム
吉野彰
2018「酵素の指向性進化法の開発」
フランシス・アーノルド
「ペプチドおよび抗体のファージディスプレイ法の開発」
グレゴリー・ウィンター/ジョージ・P・スミス
フランシス・アーノルド
グレゴリー・ウィンター
ジョージ・P・スミス
2017溶液中で生体分子を高分解能構造測定するためのクライオ電子顕微鏡の開発ジャック・ドゥボシェ
ヨアヒム・フランク
リチャード・ヘンダーソン
2016分子マシンの設計と合成ジャン=ピエール・ソヴァージュ
フレイザー・ストッダート
ベルナルト・L・フェリンハ
2015DNA修復の仕組みの研究トマス・リンダール
ポール・モドリッチ
アジズ・サンジャル
2014超高解像度蛍光顕微鏡の開発エリック・ベツィグ
シュテファン・ヘル
ウィリアム・モーナー
2013
2012
2011準結晶の発見ダン・シェヒトマン

2011年の発見の準結晶の模様の中にはペンローズタイルも含まれているようです。
そして特許になったり産業利用もされているようです。
(ペンローズは2020年に相対性理論によって、ブラックホールの形成が証明されることの発見によってノーベル物理学賞受賞しています。)

準結晶で半導体になるものがあるか?これも物性物理では関心ごとのようです。

タイトルオススメポイント!作者初版
ノーベル化学賞受賞者の受賞記念に出版された貴重な本吉野彰2019

2000年代

年号内容受賞者
2010有機合成におけるパラジウム触媒クロスカップリングリチャード・ヘック
根岸英一
鈴木章
2009
2008緑色蛍光タンパク質 (GFP) の発見と開発下村脩
マーティン・チャルフィー
ロジャー・Y・チエン
2007
2006
2005
2004
2003
2002生体高分子の同定および構造解析のための手法の開発(生体高分子の質量分析法のための穏和な脱離イオン化法の開発)ジョン・フェン
田中耕一
クルト・ヴュートリッヒ
2001「不斉触媒による水素化反応の研究」
ウィリアム・ノールズ/野依良治
「不斉触媒による酸化反応の研究」
バリー・シャープレス
ウィリアム・ノールズ
野依良治
バリー・シャープレス
タイトルオススメポイント!作者初版
ノーベル賞受賞記念として出版された数少ない本根岸英一2010

画像引用先:朝日新聞出版
ノーベル賞受賞テーマの周辺について今後の展望などを受賞者自らが語る貴重な本下村脩2014

画像引用先:長崎文献社
下村脩2010
ノーベル賞受賞について本人が語っている数少ない本田中耕一2004

1990年代

年号内容受賞者
2000導電性高分子の発見と開発アラン・ヒーガー
アラン・マクダイアミッド
白川英樹
1999
1998
1997
1996フラーレン (C60) の発見ロバート・カール
ハロルド・クロトー
リチャード・スモーリー
1995
1994
1993
1992
1991

2000年の白川氏の発見した導電性高分子はスマートフォンのタッチパネルやリチウムイオン電池で使われているそうです。高分子は長い間絶縁体と考えられていたそうです。

1996年フラーレンとはサッカーボールの形をした自然界には微少な炭素分子のことです。
すでにアンチエイジングケアの美容成分として化粧品に応用されているそうです。それを合成で人工的に作ることに成功したことでノーベル賞に繋がったそうです。

タイトルオススメポイント!作者初版
白川氏は物性研究室出身らしい。高分子合成系の研究室を狙っていたが人気でくじで負けてしまい結果的に物性に行ったがそれが回り道であったけれどよかったのだそうです。

ノーベル賞受賞テーマについて本人が語っている数少ない本
白川英樹1990

1980年代

年号内容受賞者
1990
1989RNAの触媒機能の発見シドニー・アルトマン
トーマス・チェック
1988光合成を行うタンパク質の解析で光合成反応中心の三次元構造の決定ヨハン・ダイゼンホーファー
ロベルト・フーバー
ハルトムート・ミヒェル
1987
1986
1985
1984
1983
1982
1981化学反応過程の理論的研究福井謙一
ロアルド・ホフマン

福井氏はそれまで化学分野において数学的な視点が弱かったことに注目し、物理分野の量子力学を有機化学に導入し、量子化学分野の基礎となるフロンティア軌道理論を提案し、その貢献が評価されてノーベル賞受賞につながった。
ただし、本人は実験研究室出身であり、初期の段階で応用化学の実験論文も160以上あるらしい。

1970年代

年号内容受賞者
1980
1979
1978
1977
1976
1975
1974
1973
1972
1971

1960年代

年号内容受賞者
1970
1969
1968
1967
1966
1965
1964
1963
1962
1961植物における光合成の研究メルヴィン・カルヴィン

1950年代

年号内容受賞者
1960
1959
1958
1957
1956
1955
1954
1953
1952
1951

1940年代

年号内容受賞者
1950
1949
1948
1947
1946
1945
1944
1943
1942
1941

1930年代

年号内容受賞者
1940
1939
1938
1937
1936
1935
1934
1933
1932
1931

1920年代

年号内容受賞者
1930
1929
1928
1927
1926
1925
1924
1923
1922
1921

1910年代

年号内容受賞者
1920
1919
1918
1917
1916
1915植物色素物質(葉緑素クロロフィル)の構造解明への貢献リヒャルト・ヴィルシュテッター
1914
1913
1912
1911
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