ここでは庶民目線で生存と防災をテーマに扱います。
メディア
情報サイト | 内容 | URL |
内閣官房 国民保護ポータルサイト | いざという時のJアラートの意味を説明しています。 | https://www.kokuminhogo.go.jp/kokuminaction/jalert.html |
ハザードマップポータルサイト | このリンクをたどると全国の浸水被害や土砂被害や火山噴火などのハザードマップへアクセスできます。 | https://disaportal.gsi.go.jp/ |
弾道ミサイルは発見されてから20分も経たないうちに着弾するので、迷って避難先を探しているような余裕はなさそうです。コンクリートシェルターは各個人が用意しないと逃げ場所に困ってしまうかもしれません。せめて地域単位で公民館に地下でも掘って避難先にすればいいのにと思います。
旅先の場合は到着したら避難先を前もって見学しておくぐらい慎重にしてた方がいざという時に慌てなくて良いでしょう。
あと原子力発電所が日本中にかなりあるので、核ミサイルが飛んでこなかったとしても放射能被爆する可能性があるため、放射線を測定するガイガーカウンターとシェルター(余裕があれば)を手に入れておくのも良いかと思います。
ニュース/トピックス
軍事防衛
SF作品の多くは軍事的な話題が少なくないですが、こう言うのは先に過去の歴史から学ぶのがより適切だと思われます。
オススメ書籍
タイトル | ここがオススメポイント! | 作者 |
オッペンハイマ ー―原爆の父はなぜ水爆開発に反対したか (中公新書) 新書 – 1995/8/1 | 原爆の完成によってヒーローとなったが、数ヵ月後には「私の手は血で汚れている」と震えた。科学者が抱くこの最大級の矛盾を核の国際管理を構想することで解決しようと試みた彼は、水爆開発に反対し、赤狩りの渦中で公職から追放される。 原爆の父と呼ばれたオッペンハイマーと水爆の父と言われたエドワード・テラーの話はテレビの特集でも扱われているので興味ある方はぜひ。 オッペンハイマーは科学者から受けが良く、一方エドワード・テラーはピアノも上手い芸術家タイプの科学者で科学者からの受けはあまり良くなくそのことを妬んでオッペンハイマーの追放に一役を買った戦争オペラみたいな裏話もTV特集では扱われていた。 | 中沢志保 |
最新SASサバイバル・ハンドブック 単行本(ソフトカバー) – 2009/9/30 | 英米でベストセラーとなったサバイバル教本の最新版の全訳。著者はSAS(英陸軍特殊空挺部隊)に26年間在隊しサバイバル技術指導教官をつとめたプロ中のプロ。 400点以上の図版とともに解説した決定版で放射能関係の防災まで触れている。 災害状態になってからでは購入しにくいと思われるので、今から備えておいた方が良さそう。 | ジョン ワイズマン |
大空のサムライ かえらざる零戦隊 (光人社NF文庫) 文庫 – 2003/5/14 | 零戦エースパイロットの太平洋戦争時代の戦記。 エースパイロット時代は大きな活躍をしたが、戦争で目をやられ、燃料切れすれすれの中を生還する。 その後は怪我で視力が落ちたためにエースパイロットからは退き、戦争末期はパイロット本人が死ぬこと引き換えに敵も葬ることを任務とする神風特攻隊の指導教官を最初は任命され、その後神風特攻隊まで任命され、片道の燃料だけもたされてそんな中でも生還した零戦戦闘機の操縦に関する記述が読み応えある。 | 坂井三郎 |
続・大空のサムライ―回想のエースたち (光人社NF文庫) 文庫 – 2003/5/1 | 坂井三郎 | |
大空のサムライ・完結篇―撃墜王との対話 (光人社NF文庫) 文庫 – 2013/10/1 | 坂井 三郎 高城 肇 | |
克服すべき課題
生物輸送の限界
耐重力
生物を生きたまま宇宙航行させるためには様々な限界があると言われています。
戦闘機シミュレーションゲームをして宙返りなどをするとこれらの現象に遭遇します。
低温や高温への耐性の問題だけでなく重力耐性への課題があります。
例えばレッドアウトとブラックアウトの重力耐性の問題です。
限界 | −3G | 0G | 8G |
現象 | レッドアウト | 無重力 | ブラックアウト |
説明 | 頭部方向に大きなGがかかった際に血液が眼球内の血管に集中して視野が赤くなる現象 | 心臓より上にある脳に血液が配給できなくなり、完全に視野を失う現象 |
2022年7月に登場する姫路セントラルパークの宙返りする大型ジェットコースターが最高5.2Gらしい。(2022年7月時点では国内最大級)コースターの神様と呼ばれるアントン・シュワルツコフ氏が設計したらしいです。
速度が速いことがダメなのでなく、加速が重力耐性がないと限界がきてしまうところがミソのようです。
もしも重力→∞になる重力源のブラックホールの中を航行できる宇宙船があるとすれば、まず真っ先にこの問題を解決しないと突っ込んだ人は帰れない以前に安全に航行できる範囲であったとしても近づいただけでお陀仏だろうかと思われます。
ただブラックホールを悪魔の化身とか悪者とだけ考えるべきではなく、銀河系の構造骨格として重要なものだと言うことも分かってきました。なのでそう言うものなのだと理解した上で人類は宇宙と付き合って行く必要があるようです。
耐時間
次に課題となることは宇宙の銀河系を航行するには直径が10万光年と言われています。つまり端から端まで航行しようとすると、質量が限りなく→+0の光速で進んでも10万年もかかるため、たかだか100年あるかないかの人間の寿命では無理でしょ?と言う課題があります。
太陽系から銀河系の中心までの距離は約2万5800光年あるそうです。光のスピードで進む仮想的な宇宙船ですら2万年かかる距離なのです。
耐燃料
上2つの課題を乗り越えて、次は燃料問題があります。
恐らくは中継基地を作って補給しながら航行になるのだと思われます。
発射打ち上げはエネルギーたくさん使うけれども、安定航行中は燃料を限りなく抑える必要があるかもしれません。その辺りでは超伝導など低温技術が使える可能性が高いです。
災害時は電気が止まることに備えて、電池の蓄えがあると何かと安心ですね。
平常時に手に入れておかないといざという時は手に入らなくなります。
酸素/水などの問題
宇宙上には地球では当然のように有り余っていた生命維持には欠かせない酸素や水がありません。水は尿から再利用して飲料水を作る技術が今も使われてるそうです。では酸素は?植物の光合成みたいな技術が必要になる可能性があります。
これは2030年までに実用化させようと「人工光合成」プロジェクトが既に動き出しているようです。2010年にノーベル化学賞を受賞された故・根岸氏がずっとこの問題に取り組み続け成果が出てきており実用化段階に入ってきてるようです。
酸素については脳がわずか3~4分程度酸欠になるだけで脳細胞は死んでしまったり助かったとしても脳に重い障害が残ってしまったりするそうです。
水については酸素の次に生命維持のために必要なものと言われています。
全く一滴の水を飲まなかった場合4〜5日で死んでしまうようです。
なので災害時は断水などした場合は影響が大きいです。少なくとも最初の支援物資が届くまでの間の水が家族分は用意しないと助かる命も水のために助からないことになります。
なので普段から水のペットボトルもしくは汲み置き水などを常備しておくと良いでしょう。
特に都市部は水道水がそのまま飲めないものだったりする場合もよくある話なので、特に対策が必要だと思います。
以下非常時のためにあれば良いなと思われるものをリストしますので、良かったら手に入れましょう。
災害時になってからだと入手しづらくなると思います。
食料問題
次にトイレと排出物処理の課題もあります。
災害時などは仮設トイレに長い行列が出来、待ちきれなくてお漏らししてしまう高齢者の方も後を立たないそうです。簡易トイレの需要が結構ありそうです。
食料については最初に持っていった食料が尽きれば、未開の惑星からも食料を確保する必要が出てくるでしょう。
中継基地から補給が得られるようにするにしても、宇宙船の中で食料用の植物を育てるのかと言う問題やタンパク質源はどこから得るのかと言う問題も生まれます。
災害時の食料は電気が使えなくなる可能性を考えて、乾物ストックが良いと思います。
また保存期間が長い常温保存が可能なレトルトものや野菜ジュースなども役立つかもしれません。
冷蔵庫や冷凍庫の中身が保存できなくなってそのままだと腐ってしまいますので、日持ちする栄養価の高い食料がライフラインを守ります。
医療物資
普通ならば必要がないかもしれませんが、例えば火傷したりすると、消毒薬や傷薬や滅菌ガーゼや包帯などの持ち合わせがあるかは生存に深刻な影響があるかもしれません。特に手当が適切でなかったことによる敗血症が最大の死因になっているそうです。敗血症は傷口などから体内に入った細菌によって感染症になるものです。
参考:帝京大学救命救急センター
http://www.med.teikyo-u.ac.jp/~dangan/Visitor/Student/Burn/burn113.htm
また持病がある人は災害時は薬などが入手しづらくなると考えられるので、保険だと思って買い溜めしておいた方が良いでしょう。
健康保険証は災害時は基本なしでも医療診察を受けられる建前のようですが、それがために命の危険があって一刻も争う時に医療機関にたらい回しにされる事態を回避するためには、いつでも取り出せるところで管理する必要があります。
下着/タオル
非常時も健康を維持するためにはしっかり予備を用意しておく必要があります。
特に衣類がずぶ濡れになった場合、綿類などを着たままでいると体温を奪われ「冷え性」や「低体温症」になって死に至る場合があります。
症状 | |
低体温症 | 深部体温が35度以下になると、激しい震えや判断力の低下が起こり、筋肉の硬直や脈拍や呼吸の減少、血圧の低下などが起こり、死に至ることもある。 本人の自覚がないまま進行することがあるので注意。 |
冷え性 | 身体の中心温度は正常だが、手足の冷えなどの自覚症状がある。 |
防災用としては汗かいてもすぐに着替えられない可能性に備えて、夏はポリエステル、冬はメリノウールの下着を用意しておくと良いでしょう。
綿やレーヨンは濡れた時に体温熱を奪われてしまうので避けた方が良いようです。
ロケット問題
行きの打ち上げのためのロケットだけでなく、帰りのロケットも未開の惑星など現地で組み立てて動かす必要があります。そのための技術も必要になるでしょう。