使い心地
KENTの梳かし心地は指腹でゴシゴシ擦ってマッサージする感覚に近い形で頭皮をほかほかと摩擦によって温めるのに近いと思います。これはこれでとても気持ちが良いです。それに対してメイソンピアソンは鍼刺激に近いです。ところが頭皮は通常の地肌より神経が鈍感なので鍼治療で鍼を刺してもほとんど痛みを感じる方が少ないらしいです。
ということは、全体は西洋庭園のように幾何学美がありつつ、一つ一つはカットしっぱなしでトゲトゲした猪毛はチクチク感はあってもそれは頭皮のツボを効果的に刺激してマッサージを与えやすいということも意味しますね。
そしてクッションブラシで適度に強さを調整しながらマッサージできるし、1回の使用で毛束にもあまり負担がかからないことも意味します。
江戸屋やReFaの猪毛ブラシはどちらかと言うと毛先による刺激があまり強くなりすぎないように毛先を研磨したり処理してあるようです。そこはきっと職人さんの哲学の違いから来る使い心地なのだと思います。
保守メンテ
KENTの方は汚れが目立つ時はたまには水洗い可能みたいですが、豚毛は水はけが悪くかえって清潔が維持できないと言う口コミもあります。もしかすると美容院の業務だけでなく、家庭でも紫外線殺菌の方法を考えた方が良いかもしれません。
個人的にはいずれもメイソンピアソンのクリーニングブラシでゴミを取って、掃除機で細かい埃を吸い取るやり方をしています。
大きさサイズ、毛丈比較
KENTの方が毛丈はやや長めです。
KENTのは握りも大きく握りやすいです。木の温もりも確かに感じやすかったです。一方でブラシ本体のサイズはメイソンピアソンの方が大きく、KENTの方が小ぶりに感じました。
寿命
豚毛のKENTの方が歯ブラシが開いてしまうのと同様に毛並みが開いてしまって寿命になってしまう可能性が高いと思います。上質で効果があったとしてもライフサイクルが短いということは相対的にコストがかかってしまうことを意味します。
それに対してメイソンピアソンの方は10年以上という口コミもあるのでトータルで考えるとより経済的と言えるかもしれません。江戸屋も長持ちする人で10数年らしいです。
携帯性と外箱比較
一番左から江戸屋、メイソンピアソン、KENTになります。江戸屋のものが一番コンパクトで携帯性が良さそうです。量産品の場合は箱も付いてこない可能性あるので注意が必要です。
江戸屋は量産品でも外箱はおまけしてくれるみたいです。
KENTのレディーズ LHS9(ハンドメイド)をオススメ出来る方
1,予算などに余裕があって豚天然毛ブラシを消耗品として半年程度で交換が可能な方。
2,頭皮をマッサージで温めたい方。
3,硬めブラシが好みで髪を梳かして艶を出しすることよりも普段から頭皮マッサージをして健康な頭皮を普段から作りたい方。