線画はラフ画でざっと描いたものに対して、それを清書する時の線になります。
しかしながらデジタル絵の線はなかなか奥深くテクニックもあるので、イラスト描き方講義を観ただけでは素早く通り過ぎるその動作を初心者が見分けることは中々難しいと思って、テクニックだと思うところをまとめておきます。
またラフ画の段階でカラーやエフェクトまで調整して様子を見るのが今風の絵の描き方なのかなと思います。
ベクターで描く
髪はベクター、胴体はピクセルで描く人もいれば、全部ベクターで描く人もいます。
線画の参考書を買ってもその段階ではまだラスターで描いている作例ばかりでしたが、
そのくらい今ベクターで描くメリットが大きくなっています。COLOSOの講師ゆがー先生は全部ベクターで描かれていました。
- 消しゴムのツールプロパティ→ベクター消去を使うと、線そのものを消したり、交点からはみ出た部分を削除したり、フリーに細かく削除が楽になっています。
- ツールナビゲージョンの[オブジェクト]ツールによる角度や[線幅修正]ツール太さなど[線の修正]や、コピーもしやすく使いまわせる。
- パスが無駄に多い場合はシンプルにすることもできます。


手の形に不安がある場合は3Dモデルを並べて比較することもできます。下の画像からポーズを読み取らせることもできるようですが、私の場合は関節を少しづつ曲げてこの形にして位置を合わせました。
また標準模型が合わない場合は多少直せますが女性の胸の大きさまでは対応してませんでした。

アニメーター専用の鉛筆で線画を描く
外側は太く内側は細い線。奥側に向かう線は太くする。
洋服の金具などは楕円ツールや多角形ツールを使って描く
パーツごとにレイヤーを分ける。
線画は大変デリケートなものなので、線画段階でも修正がしやすいように体のパーツごとにレイヤーで分けるのが良さそうです。
白い塗りに黒枠線
細かい髪の動きを描いて情報量を増やす時に使います。
ただし筆記具によっては中が綺麗な白にならないこともあります。
下塗りの仕方
ラスターレイヤーにペンキツールで塗ります。そのため他の参照レイヤーからの線に囲まれている必要があります。
塗る時は塗り残しがないように分かりやすい色で塗り、その後目的の色へ変更をします。

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特に人物やその他小物の3Dモデルをガイドにして作画ができるところが便利だと思います。
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