前回のまとめと課題点
前回はUnity内でmocopiからのモーションデータによってunity内のVRoidモデルをなんとか動かしたのですが、VRoidモデル→VRMモデル→FBXモデルにしてから動かすことができたためテクスチャーが崩れてしまいました。
そこで画質なんとかならないかなと精度をなんとか頑張って上げられたので、それを今回は共有しようと思います。
試したこと、まとめ
VRMレベルではなんとかシェイダーをIilToonというツールを使ってシェイダーによる見栄えを上げられました。
しかしそれはFBXモデルにはそのままでは適用されませんでした。そしてFBXアバターを作っただけでは見栄えもあまり良くありません。😭
上の画質見てもお世辞にもあまり良いものではありません。
ですがHumanoidモデル設定にしてマテリアルを手作業で割り振ってApplyするとなんとVRMモデルと装いが同じになりずっと良い感じになります。1つづつ当てはめてApplyした方がジョブが重くならなくて良さそうでした。
なおVRMモデルのまま動かせないかも試しましたが、上手くいきませんでした。
その後背景はマゼンダ(モデルの配色に依存)にしてOBSというアプリで収録をやりました。
ウインドウごとの取り込みをしてウインドウの枠を消すためにクロップ/パッドで上下を詰めました。
その後クロマキーで取り込みました。デフォルトの緑だとモデルの色が消えてしまうためマゼンダで行なっています。
収録する際はメインカメラの位置をできるだけ3Dモデルが画面いっぱいになるように座標を調整します。その後再生ボタンを押した後、ズーム機能は画質を悪くするために使わず、ジェスチャーの拡大と同じ動作をすると画面が綺麗なまま拡大されます(縮小のジェスチャーで画面が戻ります。)のでそれを取り込むようにするとモデルが綺麗に取り込めます。🥰
IilToonの使い方
以下からIilToonをダウンロードさせてもらいます。
https://booth.pm/ja/items/3087170
その後Assetsに入れるところは前の記事と同じです。
そしてMaterialsファイルについてシェイダーを色々いじることができます。眉はカットアウト、髪は半透明、アイラインは
体部位 | シェイダー | 描画モード |
---|---|---|
髪 | Hidden/IilToonTransparent | 半透明 |
眉 | Hidden/IilToonCutout | カットアウト |
アイライン | Hidden/IilToonTransparent | 半透明 |
アイラッシュ(まつ毛) | Hidden/IilToonCutout | カットアウト |
瞳 | Hidden/IilToonTwoPassTransparent | 半透明/2パス |
瞳ハイライト | Hidden/IilToonTwoPassTransparent | 半透明/2パス |
唇 | Hidden/IilToonTransparent | 半透明/2パス |
おそらく感覚的にも操作して色々試せますが、私島十練子はこれをいじるにあたっては以下の書籍を参考にさせていただきました。
残念ながらUnityちゃんシェイダーの方はバージョン合わせが上手く行かないのか、まだ上手くいっていませんが、シェイダーの考え方そのものがとても参考になったのです。
また以下のサイトもとても参考になりました。特に眉毛を前髪に遮られずに見せる方法でステンシルの考え方をやってみました。
https://qiita.com/lilxyzw/items/3684d8f252ab1894773a
以上そうやって動画を収録しました。
しかし出来上がった録画した動画を加工編集するためにWondershare DemoCreatorを使いました。
Wondershare DemoCreatorはMac OS標準でついてくるQuickTimeで動画の画面収録がどうしてもできなかった(Appleシリコンのため?)のでそれを補うために買いました。利用できることを試してから購入もできます。
よかったら皆さんも試してみてください。😇